186 セミ的生き方
令和になっての初めての夏。
この猛暑は灼熱地獄の入り口。まさに苦行ですね。
子どもの頃は夏が大好きな季節だったのに。
夏休み、海水浴、ラジオ体操、キャンプ、花火、浴衣、夏祭り、虫取り、スイカの種飛ばし、お盆、肝試し・・・など、夏は何をしても楽しかったな。
なぜ、大人になると夏のワクワクが少なくなるのでしょうか。
皆さんは楽しい夏を過ごしていますか。
さて、玄関横の樹木にセミの抜け殻を見つけました。
今年は数が少ないようです。
短い夏を謳歌するために、長年籠っていた土の中から這い出てきたわけですが・・・
生きている間は「ミンミン」「ジージー」鳴くだけ鳴いて、そして交尾して死んでいく姿は、シンプルで儚い。
また、イソップ童話「アリとキリギリス」の原作は「アリとセミ」なのです。
日本では、働き者のアリが称賛されますが、一瞬の命を燃やすように悔いなく生きて死ぬセミも認めてあげるべきだと思います。
ただ生きるためだけに働き続けるアリよりもセミの方が正直で魅力的な生き方なのかも。
宇宙的時間で考えると、人の一生も儚いですよね。
ただ、セミ的生き方は簡単ではないし、難しい。
木の幹に卵を産んでいるセミ。
2019/08/05 6:32 PM